ジェフ・ベック、ジミー・ペイジ、エリック・クラプトンとを我が国では、いつからか「三大ギタリスト」と呼び習わされている。それは僕が大学生であった八十年代にはすでに音楽雑誌では定番の表現であった。
ジェフ・ベックが亡くなった。
僕が好きなプリンスが亡くなってすぐにジェフ・ベックが、彼のパープル・レインをカバーした。歌心に溢れた彼のギターは唯一無二の音色とフレーズ(かつて、ジミ・ヘンドリクスがジェフ・ベックに「お前の弾くブルースは奇妙だ」と話したとか。
三大ギタリスト(いまとなっては、いささか陳腐な表現だが)の一角が鬼籍に入った。
エリック・クラプトンがプリンスを悼んで演奏したパープル・レイン(ブルース・スプリングステーンがカバーした「パープル・レイン」も感動的だ)。結構聴かせる。